DeFi学習ロードマップ

DeFiを、基礎から設計判断まで順番に学ぶ。

AMM、レンディング、ステーブルコイン、Perps、運用Vault、MEVを、用語の暗記ではなく 「まず理解する、次に比べる、最後に自社で使えるか考える」順番で整理します。

6設計領域 28主要記事 PerpsHyperliquidまで接続
読む順番
1
DeFiの地図を持つ 交換、貸借、安定資産、派生取引、利回り、リスクがどうつながるのかを先に学びます。
2
交換・流動性を学ぶ AMM、価格インパクト、集中流動性を理解し、DEXやトークン流動性の基本を押さえます。
3
貸借・担保・清算を学ぶ レンディングを利回り商品ではなく、担保、借入、清算で動くリスクエンジンとして理解します。
4
安定資産の壊れ方を学ぶ ステーブルコインを、価値を固定する仕組みと崩れる条件の両方から整理します。
5
取引インフラと利回りへ進む Perps、Vault、Flash Loanを、取引所・運用商品・資本効率の部品として学びます。
6
MEV・裁定・事業戦略を学ぶ 最後に、市場で価値がどこに抜かれるか、プロトコルがどう競争するかを確認します。
読む前の問い

DeFiで何を判断できるようになるか

このロードマップは、プロトコル名を覚えるための一覧ではありません。自社プロダクトにDeFiを組み込むとき、どの機能を使い、どのリスクを背負い、どこを外部に任せるのかを判断するために読みます。

01

金融機能として何を使うのか

DEX、レンディング、ステーブルコイン、Perpsを名前で追う前に、自社プロダクトで必要なのが交換、担保、決済、取引、利回りのどれなのかを切り分けます。

02

どこで資産が失われるのか

価格インパクト、清算、ペッグ崩壊、MEV、スマートコントラクト不具合を、利用者保護と運用責任の観点で読みます。

03

既存プロトコル接続だけで足りるのか

API接続、流動性提供、独自実装では、監査、鍵管理、障害対応、ユーザー説明の責任範囲が変わります。

金融機能

機能と壊れ方から読む

DeFiはプロトコル名から入ると断片的になります。読者がつまずきやすい「何ができるのか」「どこで壊れるのか」「自社で触るなら何を背負うのか」の順に学びます。

01 / What It Does

まず「何の機能か」で見る

交換、貸借、安定資産、派生取引、利回りを、プロトコル名ではなく金融機能として整理します。

02 / Where It Breaks

次に「どこで壊れるか」を見る

価格インパクト、清算、MEV、流動性枯渇、ステーブルコイン崩壊を知ると、仕組みの理解が深まります。

03 / What You Own

最後に「何を自社で持つか」を決める

既存プロトコル接続、独自実装、API/RPC利用のどれを選ぶかで、流動性、担保、監査、運用責任が変わります。

学習ロードマップ

基礎機能からリスク設計へ

すべてを一気に読む必要はありません。DeFiの地図を持ったうえで、交換、貸借、安定資産、取引インフラ、利回り、リスクの順に進むと理解しやすくなります。

STEP 1

DeFiの地図を持つ

交換、貸借、安定資産、派生取引、利回り、リスクがどうつながるのかを先に学びます。

STEP 2

交換・流動性を学ぶ

AMM、価格インパクト、集中流動性を理解し、DEXやトークン流動性の基本を押さえます。

STEP 3

貸借・担保・清算を学ぶ

レンディングを利回り商品ではなく、担保、借入、清算で動くリスクエンジンとして理解します。

STEP 4

安定資産の壊れ方を学ぶ

ステーブルコインを、価値を固定する仕組みと崩れる条件の両方から整理します。

STEP 5

取引インフラと利回りへ進む

Perps、Vault、Flash Loanを、取引所・運用商品・資本効率の部品として学びます。

STEP 6

MEV・裁定・事業戦略を学ぶ

最後に、市場で価値がどこに抜かれるか、プロトコルがどう競争するかを確認します。

補講・深掘り

領域別に理解を深める

記事は単独でも読めますが、領域ごとに読むと「何を理解するための記事か」が見えます。初回は気になる領域だけで十分です。

CHAPTER 1 Market Structure

交換・流動性

AMM、価格インパクト、集中流動性、Hooks、不変量。DEXやトークン流動性を設計する前提知識。

この章で身につける視点

DEX連携や自社トークンの流動性設計で、価格インパクトとLP設計を説明できる状態を目指します。

事業で使う場面

自社トークンの流動性設計、DEX連携、大口取引時の価格影響を説明する場面。

読後に判断できること

自社で流動性を持つべきか、既存DEXに接続するだけでよいか。

CHAPTER 2 Credit & Collateral

貸借・担保・清算

Aave、Compound、Morpho、Health Factor。レンディングを「利回り」ではなくリスクエンジンとして読む。

この章で身につける視点

レンディングを利回りではなく、担保率、金利、清算が連動するリスク管理システムとして理解します。

事業で使う場面

担保付き貸借、証拠金取引、利回り商品、清算リスクを説明する場面。

読後に判断できること

担保・清算ロジックを自社で持つか、既存レンディングに接続するか。

CHAPTER 3 Stable Assets

ステーブルコイン設計

CDP、LST担保、合成ドル、アルゴリズム型の失敗。価値を固定する設計と崩れる条件を整理。

この章で身につける視点

価値を固定する仕組みと、ペッグが崩れる条件を比較できる状態を目指します。

事業で使う場面

決済、担保、会計上の表示、利回り商品の基準資産を検討する場面。

読後に判断できること

自社で発行するのか、既存ステーブルコインを使うのか、担保リスクをどこまで見るのか。

CHAPTER 4 Perpetuals

Perps・取引インフラ

funding、vAMM、GLP、orderbook、Hyperliquid API。取引所を作る・接続する・評価するための設計論。

この章で身につける視点

Perps DEXを、取引画面ではなく、価格形成、清算、流動性供給、API接続の構造として理解します。

事業で使う場面

取引所連携、デリバティブ機能、マーケットデータ取得、トレーディング基盤を検討する場面。

読後に判断できること

自社で取引機能を持つか、既存Perps/APIへ接続するか、どのリスクをユーザーに見せるか。

CHAPTER 5 Yield Infrastructure

Vault・利回り・資本効率

ERC-4626、Yearn、Pendle、Flash Loan。利回り商品や自動運用を作るときの共通部品。

この章で身につける視点

利回りを、魔法の収益ではなく、原資産、戦略、リスク移転の組み合わせとして分解します。

事業で使う場面

自動運用、利回り表示、ポイント施策、資産管理機能を検討する場面。

読後に判断できること

利回りの原資、戦略変更時の説明責任、損失時の責任範囲をどこまで持つか。

CHAPTER 6 Adversarial DeFi

MEV・裁定・事業戦略

Flash Loan裁定、MEV、垂直統合L1。プロトコルが実市場でどう競争し、どこで価値が抜かれるか。

この章で身につける視点

プロトコルが実市場でどう攻撃され、どこで価値が抜かれるかを説明できる状態を目指します。

事業で使う場面

DEX、レンディング、Perps、独自チェーンで、利用者保護や収益設計を検討する場面。

読後に判断できること

MEVや裁定を防ぐのか、受け入れるのか、プロトコル設計でどこまで制御するか。

検討チェック

読み終えたあとに確認すること

DeFiを理解したあとに重要なのは、どのプロトコルが有名かではなく、自社がどの責任を持つのかです。実装前に次の論点を言語化してください。

Function

必要な金融機能を一文で説明できるか

「DeFiを使う」ではなく、交換、貸借、担保、決済、利回り、取引インフラのどれを自社体験に組み込むのかを明確にします。

Risk

ユーザーが損をする経路を説明できるか

スマートコントラクトだけでなく、流動性、清算、価格乖離、オラクル、MEV、外部プロトコル依存まで見ます。

Operation

運用で誰が何を監視するか決まっているか

異常時の停止、問い合わせ、再開判断、外部プロトコル障害時の説明責任を、実装前に決めます。

DeFiの事業化について専門家と壁打ちする

事業アイデアの初期段階から、プロトコル選定、PoC範囲、リスク設計、 運用体制まで、実装前に整理すべき論点を一緒に確認できます。

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