世代交代型NFTベースのトークンエコノミー
2024/05/06
2024/05/06

世代交代型NFTベースのトークンエコノミー- 開発ご支援事例
イントロダクション
NFTはデジタルアセットとして利用されることが主流ですが、スマートコントラクトのカスタマイズ性を活かせば、NFTをベースにしたより高度なエコシステムをデザインすることができます。本記事では、世代交代型NFTベースのトークンエコノミーについての開発事例を紹介します。
弊社は、革新的なブロックチェーン技術を活用し、クライアントのビジネス課題を解決するソリューションを提供しています。本記事では、世代交代型NFTベースのトークンエコノミーについての開発事例を紹介します。
案件の背景と目的
NFTを単なるデジタルアセットとして取引させることに留まらず、ユーザの行動を喚起するインセンティブ構造をもたせたエコシステムとしてデザインすることで、長期的にユーザが定着するコミュニティを作り出すことを目的としています。
特殊なライフサイクルを持つNFTのエコシステムを構築することで、新たなトークンエコノミーをデザインしました。生成されたNFTがライフサイクルを終えると、そのNFTの構成パラメータを受け継いだ素材に返還され、その素材が次世代のNFTを生み出す構造になっています。このサイクルをベースに、プロジェクトのトークンエコノミーが設計されています。
概要
特殊なライフサイクルを持つNFTのエコシステムを構築しました。生成されたNFTがライフサイクルを終えると、そのNFTの構成パラメータを受け継いだ素材に返還され、その素材が次世代のNFTを生み出す構造になっています。このサイクルをベースに、プロジェクトのトークンエコノミーがデザインされています。
技術的アプローチ
以下の技術的アプローチを採用しました:
- NFTの基本規格: NFTの基本規格であるERC721と、NFTに量の概念を追加したERC1155を採用して構築しました。いずれも、OpenSeaなどのマーケットプレイスの規格に互換性があるため、一般的な市場で取引することもできます。
- メタデータの分散的保存: NFTのメタデータ(画像やパラメータなど)はIPFS(分散ストレージ)に保存することにより、中央集権者が管理せずとも永続的に価値が維持できるようにデザインされています。
- プロキシパターン: スマートコントラクトは変更不可であることに意味があるとも言えますが、プロジェクトの初期段階において、基幹部分のロジックが将来に渡って変更できないということはビジネス上のリスクを高める側面もあります。このような場合に、プロキシパターンを使ってアップグレード可能なスマートコントラクトをデプロイすることができます。データストレージとインタフェースを担い変更不可な「プロキシコントラクト」とロジックを担い変更可能な「ロジックコントラクト」にレイヤーを分けることによって実現します。最終的に、以降の変更を不可にする「ファイナライズ」を行うことで、本来のスマートコントラクトの形に戻すことができます。
開発体制
役割 | メンバー数 | 役割内容 |
---|---|---|
プロジェクトマネージャー | 1名 | 要件定義・プロジェクト全体の管理 |
コントラクト開発者 | 4名 | スマートコントラクトの開発/テスト |
開発プロセス
累計開発期間 2年。4ヶ月で初期バージョンの開発を完了し、リリース。その後幅広く機能を拡張しながら、現在時点まで運用を継続しています。