DeFiサービスのスマートコントラクト監査|XTELA開発支援事例

プロジェクトの立上げ支援

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DeFiサービスのスマートコントラクト監査|XTELA開発支援事例
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    この支援事例の要点

    • 実案件ベースの匿名化事例です。
    • NFT、DeFi、ERC-20、マーケットプレイスなど、プロジェクト種別を問わずスマートコントラクト監査に対応します。
    • 既存記事に記載した監査プロセスとスコープに沿って、仕様確認、コードレビュー、リスク洗い出し、修正方針の提案、再確認まで支援可能です。
    • 権限管理、署名リプレイ、再入攻撃、価格操作、秘密鍵管理、テスト不足、緊急停止などの基礎的な観点を重視します。

    案件サマリー

    案件カテゴリ DeFi
    プロジェクト類型 受託開発支援
    主要技術 Ethereum / Solana
    対応領域 要件定義 / 設計 / 開発 / テスト / 運用支援

    DeFiサービスのスマートコントラクト監査-ご支援事例

    今回は、XTELAが実施したDeFiサービスのスマートコントラクト監査についてご紹介します。この案件では、当社の標準的な監査プロセスを実施し、お客様のシステムの脆弱性やバグを指摘し、レポート作成と修正支援を行いました。

    お客様の要望

    お客様は、複雑な紹介システムを持つDeFiサービスを短期間で開発されました。しかし、開発のスピードを優先したため、内部でのテストが十分に行えていないという課題がありました。そこで私たちに、基本的なテストから包括的なセキュリティ監査までを依頼されました。

    支援概要

    私たちは、スマートコントラクトの安全性を確保するため、以下の手順で支援を行いました。

    1. スペシャリストによるコードレビュー
    2. 静的解析の実施
    3. テストケースの作成・実施
    4. 発見した問題点と改善案をまとめたレポートの作成
    5. お客様へのフィードバックと修正支援

    主要な脆弱性とその対策

    コードレビューや静的解析を通じて、例えば次のような脆弱性が存在しないか検証します。
    • リエントランシーアタック: 外部呼び出し後の状態更新順序を厳密にチェックし、防御パターンを実装。
    • 整数オーバーフロー/アンダーフロー: SafeMath ライブラリの使用を徹底し、すべての算術演算を検証。
    • 権限管理の不備: 適切なアクセス制御メカニズムの実装を確認し、役割ベースのアクセス制御(RBAC)を推奨。
    • ランダム性の脆弱性: ブロックチェーン上の擬似乱数生成の限界を認識し、オラクルの使用を検討。
    • タイムスタンプ依存性: block.timestamp の使用を最小限に抑え、大きな時間間隔でのみ使用するよう助言。
    • フロントランニング: トランザクションの順序操作に対する耐性を評価し、コミットメント方式の導入を提案。
    • DoS攻撃脆弱性: ガス制限を考慮したループの実装、プル支払いパターンの使用を確認。
    • フォールバック関数の誤用: フォールバック関数の実装を精査し、意図しない動作がないか確認。
    • アクセス制御の欠如: 重要な機能に適切なアクセス制御が実装されているか検証。
    • 不適切なエラーハンドリング: 例外処理とエラーメッセージの適切な実装を確認。

    静的解析ツール

    本案件では、脆弱性の検出には以下の静的解析ツールを使用しました。

    • Mythril: ConsenSys社が開発した静的解析ツール

    テストコード作成と実行

    以下のテストコードを作成し、実行しました。

    1. ユニットテスト: 各関数の動作を個別に検証するテストを作成。TruffleMocha フレームワークを使用し、各機能の期待される動作と境界条件を網羅。Ganache を使用してローカル環境でのテストを実行
    2. 統合テスト: 複数のコンポーネントが相互作用する場合の動作を検証。Ethereumテストネットを使用して、本番に近い環境でのテストを実行

    監査プロセス

    私たちの監査プロセスは以下の通りです。

    1. コードレビュー: 専門家によるコードリーディングで、バグやリスクをチェックします。特に、コードレベルのテストでは網羅しにくい、ユーザシナリオレベルでのリスクや設計レベルの問題点などを指摘します。
    2. 静的解析: ツールによるコードの検査を行います。機械的に発見できる問題点を洗い出します。
    3. アドホックテスト: コードレビューの過程で動作検証が必要と判断される箇所がある場合、重点的にテストを行います。事前に設計を行うテストと違い、発見的手法によって問題検出を行います。
    4. 単体テスト: functionレベルの単体テストを設計・実施します。仕様書がある場合は仕様書を基にテストを作成しますが、多くの場合ドキュメントが十分でないため、コードから仕様を推測してテストを作成します。推測した仕様について確認をとるため、テスト実施前に依頼者によるレビューや、仕様に関する質疑応答を行います。
    5. シナリオテスト: ユースケースを想定したシナリオテストを設計・実施します。想定されるユースケースについて予め依頼者と協議し、テストシナリオを設計します。そして各シナリオが正しく実行できるかどうかテストします。単体テスト同様に、レビューと質疑応答によりテスト内容を合意します。
    6. 自動化テスト: 単体テスト・シナリオテストを自動的に実行できるテストコードを作成します。リグレッションテストを簡単に・常時行えるため、監査後もプロダクトをアップデートしていく場合に効果的です。
    7. 監査報告書: 監査の1サイクル目が完了した時点で、それまでの監査の実施事項、検出された問題などをPDF報告書にして提出します。この報告を受けて問題を修正する場合は、次の繰り返しテストフェーズに進みます。
    8. 繰り返しテスト: 全ての問題がクローズ(修正のみでなく、対応しない、仕様を変更するなどの対応を含む)するまで、監査で検出された問題への対応(依頼者)と、修正箇所の再テスト(監査者)を繰り返します。
    9. 修正完了報告書: 全ての問題がクローズしたことを報告するレポートを提出します。

    検出した問題は深刻度に応じてレベル分けしてフィードバックします。よほど慎重にテストを重ねたプロジェクトでない限り、重要な問題が1つ以上検出されることが多いです。スマートコントラクトはリリース後に後戻りが難しいシステムであり、どのようなプロジェクトでも事前に監査を受けることが推奨されます。

    実案件としての支援内容

    スマートコントラクト監査では、NFT、DeFi、ERC-20、マーケットプレイス、独自ロジックを含むプロジェクトなど、種類を限定せずに対応しています。コードだけを見るのではなく、仕様、利用者の操作、管理者権限、外部連携、運用時の変更可能範囲を含めて確認します。

    監査で重視する観点

    基礎的な脆弱性として、reentrancy、権限設定ミス、署名リプレイ、価格操作、整数計算、初期化漏れ、緊急停止設計、秘密鍵運用、テスト不足を確認します。DeFiやNFTでは、単体関数のバグだけでなく、複数の操作を組み合わせた時の状態遷移や経済的な攻撃可能性も重要です。

    監査結果は、単なる指摘リストではなく、事業側が修正判断できる粒度に整理します。重大度、再現条件、影響範囲、修正方針、修正後の確認観点を明確にし、開発チームが実装に戻せる形で支援します。

    スマートコントラクト監査支援で重視した観点

    スマートコントラクト監査では、コードの脆弱性だけでなく、仕様、権限、運用、緊急停止、外部コントラクト連携まで確認する必要があります。とくにDeFiでは、仕様の曖昧さがそのまま資金リスクにつながります。

    領域確認ポイント
    仕様期待動作、例外処理、管理者操作、緊急停止条件を確認
    権限Owner、Admin、Operator、Treasuryなどの権限分離を確認
    資金移動入金、出金、報酬、手数料、清算、返金の流れを確認
    外部連携Oracle、DEX、Bridge、Tokenとの依存関係を確認
    修正確認指摘後の修正、再テスト、レポート化を実施

    よくある相談

    正式監査の前に相談できますか?

    可能です。正式監査前に仕様書、権限表、テストケース、既知リスクを整理しておくと、監査の品質と修正効率が上がります。

    どの段階で監査すべきですか?

    主要仕様が固まり、テストネットで一通り動く段階が目安です。ただし、権限設計や資金フローは実装前にレビューする方が安全です。

    監査後の修正確認もできますか?

    可能です。指摘内容が正しく修正されたか、別の不具合を生んでいないかを確認します。

    関連するサービス・記事

    この記事の主要ポイント(まとめ)

    • DeFiサービスのスマートコントラクト監査-ご支援事例
    • お客様の要望
    • 支援概要
    • 主要な脆弱性とその対策
    • 静的解析ツール
    • テストコード作成と実行
    • 監査プロセス
    • 関連するサービス・記事

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    相談できること

    XTELAでは、Web3新規サービス開発、NFT事業改善、DeFi開発、スマートコントラクト監査、PoC、プロトタイプ開発、技術顧問、DePIN領域の検討まで相談可能です。Ethereum、Polygonを中心としたEVM系の実装に加え、Webアプリケーション、バックエンド、管理画面、インフラ、監視、運用改善まで一気通貫で支援します。

    費用は固定の金額ではなく、PoC、プロトタイプ、本番開発、運用改善のどこまでを対象にするかで大きく変わります。具体的な金額を先に決めるよりも、実現したい機能、扱う資産、スマートコントラクトのリスク範囲、外部連携、管理画面、運用体制を整理したうえで、必要なスコープと体制を設計します。

    なお、違法性のある案件、規制や利用規約の確認を前提にできない案件、利用者保護やセキュリティを軽視する案件は支援対象外です。

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