DeFiの開発【ビジネスモデルと技術を解説】
2024/09/17
2024/09/17

目次
DeFiとは?
分散型金融のインフラ
DeFi(Decentralized Finance、分散型金融)とは、中央集権的な金融機関に依存せず、ブロックチェーン技術を用いた分散型の金融サービスの仕組みを指します。この仕組みを用いることで、誰でもアクセス可能な金融エコシステムを構築することができます。
メリット
- 透明性:全ての取引がブロックチェーンに記録され、誰でも確認できる
- 平等にアクセス可能:インターネットがあれば誰でも利用できる
- スマートコントラクトによる自動取引:条件を満たすと自動で取引が実行される
- 仲介機関が不要:銀行や証券会社などの仲介機関を介さずに取引可能。仲介機関が管理するシステムがハッキングにあったり、倒産するリスクがない
- 低コスト:仲介者不在のため手数料が低い
- グローバルなアクセス:国境を越えて利用でき、金融サービスの乏しい地域でも恩恵を受けられる
- スピーディ:スマートコントラクトにより取引時間を短くできる
- 自己管理、完全な所有権:ユーザーは自分の資産を完全に管理できる
デメリット
- 資産喪失リスク:自身のウォレットの秘密鍵の自己管理が必須
- スマートコントラクトのハッキングリスク:スマートコントラクトに脆弱性があった場合、不正流出が起こる可能性がある
- 投資家保護の仕組みがない:仲介機関が存在しないため、国の法律による規制、保障がない
- カスタマーサポートが受けられない:仲介機関が存在しないため、カスタマーサポートの提供がない
DeFiの主要サービス
1. 分散型取引所(DEX)
分散型取引所(DEX)は、ユーザー間で直接暗号資産を取引できるプラットフォームです。中央集権取引所(CEX)との違いは、資産を運営企業に預けることなく、完全に自分で管理する点です。ウォレットに資産を保管し、DEXアプリケーションにウォレットを接続して利用します。
2. イールドファーミング
DEXに暗号資産をプールし、流動性の提供者として報酬を得る仕組みのことをイールドファーミングといいます。通常、一度に2種類のトークンを同じ額だけ流動性プールに追加します。リスクとしてはインパーマネントロス(変動損失:預けた通貨ペアの価格変動によって一部損失が発生する)が生じる可能性があります。プラットフォームは「Uniswap(ユニスワップ)」などが有名です。
3. ステーキング
ステーキングは、特定の暗号資産をロックアップし、その資産が特定のブロックチェーンで活用されることで報酬を得る仕組みです。ステーキングされた資産は、バリデーター(チェーン上の取引が正しいかどうかを検証するノード)がトランザクションを検証する権利を得るための担保として使用されます。
ユーザーはDeFiプラットフォームに暗号資産を預け入れ、報酬(利息)を得ます。得た報酬をさらに自動的に運用の対象とする設定も可能です。さらに、リキッド・ステーキングという仕組みにより運用を効率化することもできます。
4. レンディング・ボロウィング
レンディング=貸付、ボロウィング=借入を指しており、ユーザーが暗号資産を貸し出したり、借りたりできます。中央集権型の取引所に対して個人が行うレンディングは以前からありましたが、DeFiの登場によって、資産のプールを通じて、仲介機関なしで貸し借りが自動的に実行される仕組みが可能になりました。
貸付サービスでは、ユーザーは保有するトークンをプラットフォーム上のコントラクトに貸し付けて収益を得ます。借り入れサービスでは、ユーザーはプラットフォーム上のコントラクトに担保のトークンを預けることでトークンを借り入れることができます。
レンディングプラットフォ―ムの元祖と言われるのが「Compaund(コンパウンド)」で、流通量の多さでは「AAVE(アーべ)」などが有名です。
イールドファーミングとの違いは、イールドファーミングが基本的には通貨のペアリングを行うのに対して、レンディング・ボロウィングはシングルアセット(一つの通貨)の取引であり、預け入れの目的も異なります。
5. フラッシュローン
DeFiを活用した無担保ローンです。フラッシュローンの借入と返済は、一つのスマートコントラクトで借り入れと返済の2つを執行するため、同じトランザクションで即時に行われます。即時返済ができることがコントラクト完了の条件のため、条件を満たさず失敗した場合はローンが行われません。主なユースケースはアービトラージ、借り換え、担保の切り替えなどです。
DeFiのユースケース例
ポートフォリオを自動で最適化する資産管理ツール
DeFiを活用した資産管理ツールは、ユーザーのポートフォリオを自動的に最適化することができます。これにより、リスクを管理しつつリターンを最大化することが可能です。
機能
- 自動リバランス:市場の変動に応じてポートフォリオを自動で調整
- データ分析:リアルタイムの市場データを分析し、最適な投資戦略を提案
保険契約の自動化
スマートコントラクトを活用することで、様々な金融サービスを自動化することができます。例えば、特定の条件が満たされた場合にのみ保険金が支払われる機能を備えた、保険契約の自動化が例に挙げられます。
XTELAでのDeFi開発
XTELAでは、DeFi開発、またスマートコントラクトを用いたさまざまな自動化ソリューションの提供を行っております。